今回は簡単にできるトレーニングはあるのかについて書いてみますが、その前にいつも通りコメントへの回答をします。
コメントをもらえるとすごく嬉しいですし、質問をもらえると今後どんな記事を書くかの参考になるので、皆さんどんどんコメントしてください。

今回の質問は「一旦食事制限を始めたら、その体重をキープするにはずっとその食事制限を続けなければならないのか」というものでした。
これは質問の通りだというのが回答です。
筋肉が減れば体重が減るのと同時に基礎代謝も減ることはもう何度も話しました。
そして、減量の結果ある体重まで体重が減り、そこで均衡が取れたとします。
このとき体の中では、摂取カロリー=消費カロリーの式が成り立っているのです。
つまり、ここで少しでも食事を量を増やせばまた元に戻ってしまうのです。
残念ながら、減った体重をキープするには一生食事制限が必要です。
ですが、これは食事制限だけという誤ったダイエット法をおこなったがゆえの結果です。
今後書いていく予定の、トレーニングで筋肉を鍛えるダイエット法を行えば、必ずリバウンドせずに痩せられます。

では、本題の簡単にできるトレーニングはあるのかについて書きます。
簡単と言ってもいろいろありますが、まずは楽なトレーニングはあるのかについて考えていこうと思います。
どんな人間でもきついのは嫌いです。
僕も嫌いです。
できれば楽して痩せたいというのが本音ですが、それは本当に可能なのでしょうか。
ウエイトトレーニングの議論をする前に、今回は、少しだけ以前の記事で書いた有酸素運動の有効性について触れます。
ここから少しずつ専門的な話が入ってくるのですが、できるだけ分かりやすく書けるように努力します。
人間の体は、安静時には、脂肪と糖質(肝臓や筋肉中に蓄えられたグリコーゲンという物質です)を1:1の割合で使っています。
運動時にはこれはどうなるのでしょうか。
みなさんは、全力を出し切って3km走るのと、少し物足りないなというペースで3km走るのとでは、どちらの方が脂肪を効率的に燃やせると思いますか。
僕は勉強を始める前、高校生までは当然前者だろうと思っていましたが、実は後者なのです。
なぜこのような現象が起こるのかについて説明します。
人間の体は運動の強度が高くなればなるほど、エネルギーを脂肪よりも糖質から得ようとします。
ここで少し難しい用語を一つ出します。
「100%最大酸素摂取量」です。
1分間にどれだけの酸素を取り込むことができるかの値で、これが高いほど運動能力が高いと言えます。
簡単な例を挙げると、1500m走を全力で終えて、バタンと倒れたときの強度が100%最大酸素摂取量です。
このとき体は糖質からすべてのエネルギーをまかなっています。
脂肪からのエネルギーの消費は0です。
なんだかもったいないですよね。
ちなみに、運動の強度が高くなればなるほど(100%最大酸素摂取量に近づくほど)使われる糖質の割合が高くなることが分かっています。
しかしもっと大切なことも分かっています。
100%最大酸素摂取量の半分の強度で走ると、なんと安静時と同様脂肪と糖質を1:1の割合で使うことができるのです。
すなわち、脂肪を燃焼させたいのなら、「ゆっくりとしたスピード」かつ「長い時間」走ることが大切なのです。
消費カロリーは「運動の強度」×「時間」で決まるので、全力で短い距離を走った場合も、ゆっくりと長い間走った場合も消費カロリーは同じです。
しかし、その実、体の中で燃える成分の割合はこんなにも違うのです。
大切なことなのでもう一度言います。
有酸素運動をするときは、ゆっくりしたペースで長い時間です。
これが大切です。
無理に頑張って走る必要は実はなかったのです。
ゆっくりと長い時間運動するのがベストなのは目から鱗が落ちますよね。

では、実際に私がジョギングをするとどれくらいの脂肪が燃えるのかを、前の記事でも書きましたがもう一度計算してみます。
私の体重を70kgとして、10kmを脂肪の燃焼に最適な100%最大酸素摂取量の半分の強度で走ったとします。
ジョギングで消費されるカロリーは、体重(kg)×走った距離(km)で簡単に求められます。
ですから、この場合私が消費したカロリーは700kcalとなります。
脂肪燃焼に最適な速さで走ったので、この半分が脂肪から、もう半分が糖質から燃えるんでしたね。
つまり、体脂肪でまかなわれる分は350kcalです。
体脂肪は1gで7kcalなので、350÷7で50gの脂肪が燃えたことになります。
10km走って50gかと落胆する方も多いでしょうが、1ヶ月に10日走れば500gの体重減少です。
重要なのは、食事制限で痩せたわけではないので、これは筋肉ではなくちゃんと脂肪が減ったことによる体重減少だということです。
3ヶ月続ければ1.5k減です。
体脂肪が1.5kgも減ると、お腹だったらかなりスッキリして見えます。
有酸素運動は効果も少なくてやる気の出ない方も多いでしょうが、コツコツ地道に続ければちゃんと効果が出るのです。

しかし実は、もっと有酸素運動の効果を高める裏技も存在しています。
それについては今回は秘密にして、次回の記事で書こうと思います。
楽しみにしていてください。