前回は有酸素運動の効果を説明して終わりました.

今回は, もう少し有酸素運動の細かい仕組みについて書いた後, 有酸素運動の効果を最大限に高める裏技を紹介しようと思います.

ですが, その前にいつも通りコメントへの簡単な回答をしておきます.

 

今回の質問は『100%最大酸素摂取量はどのようにして測るのか』でした.

これには様々な方法があるのですが, 信頼できるデータを得るにはそれなりの機械が必要です.

それはなかなか難しいので, 今回は, 100%最大酸素摂取量とほぼ同じ意味で使える無酸素性作業閾値というもので, 体にちょうどいい強度を見つける方法を紹介します.

無酸素性作業閾値は100%最大酸素摂取量と同じで, 酸素を使わないエネルギー補給方法の個人ごとの強さを表す指標です.

そしてこれは心拍数から大まかな値が計算できます.

具体的には, 220-(年齢)』の心拍数が無酸素性作業閾値の最大値となると考えてよいです.

そして, 前回書いた100%最大酸素摂取量の半分に当たる強度は, 無酸素性作業閾値の最大値に0.6をかけた値となります.

試しに私の場合で有酸素運動に適した心拍数を求めてみましょう.

年齢は21歳なので最大の心拍数は199ですが, 簡単のために200とします.

これに0.6をかけますから, 200×0.6120です.

つまり, 心拍数120を保って走れば, もっとも効率よく脂肪を燃やせるというわけです.

皆さんも, ぜひこの計算式を使って, 自分に最適な心拍数を見つけてみてください.

 

では, 改めて有酸素運動について, 一歩踏み込んだ説明をしてみます.

有酸素運動は20分続けないと効果がないと聞いたことがある人は多いかもしれません.

でも, なんでそうなのかを考えたことのある人は少ないでしょうし, 答えが出た人はもっと少ないでしょう.

なぜ20分続けないといけないのかについてまずは書きます.

人間は体の中の脂肪をそのままの形では使うことはできません.

脂肪を体の中で使いやすい形に分解し, そしてそれを改めて消費しないといけないのです.

そして, その分解が起きるまでに20分ほどの時間がかかるわけです.

20分経てば脂肪が分解され始め, その後の運動で分解された脂肪が燃やされていくのです.

有酸素運動は『ゆっくりしたスピードで長くやる』と前に書いたのはこの意味もあるのです.

しかし実は, 最初の20分なしでも, スタート時から脂肪を消費させる方法が裏技としてあります.

詳しい機構のことはまた別の記事で書こうと思いますが, 実は筋トレを有酸素運動前にすることがこれを可能にします.

筋トレには筋肉を大きくする作用のほかにも, なんと脂肪を分解してくれる効果があるのです.

筋トレで脂肪を分解した後に外へジョギングに行けば, 分解した脂肪をスムーズに燃やすことができます.

これが裏技と言ったものです.

今のダイエットのスタイルは, 筋トレ後の有酸素運動です.

有酸素運動でなかなか効果が出ないなと思っている方は, これをやってみると変化が見られるかもしれませんね.  


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