前回のブログで書いたように、今日はトレーニング基礎知識について書いてみようと思います。
対象としては、初心者から中級者程度を想定しています。
少しでも参考になる部分があれば幸いです。





胸のトレーニングで鍛えられる筋肉

胸のトレーニングと一口に言っても、その中で鍛えられる筋肉は複数種類に渡ります。
まず一番一般的なのが大胸筋です。
胸の大部分を占める筋肉で、これが発達することで胸のボリュームが増したり、厚みが出てきたりします。
特徴的なのは、大胸筋の中でも、上部・中部・下部と分けてトレーニングすることが可能なことです。
コンテストに出るならば、全ての部位を発達させる必要がありますが、見た目重視ならば、上部を集中的に鍛えることがおすすめです。
胸のトレーニングで鍛えられるその他の筋肉としては、大胸筋の内側にある小胸筋や、肩の筋肉である三角筋、二の腕の筋肉である三頭筋が挙げられます。
これらは主に、物を押す動作において使われ、トレーニング種目の中ではプッシュ系種目と呼ばれて分類されます。
小胸筋は小さな筋肉なので、これが発達して見た目が劇的に変わるということはないですが、インナーマッスルとしての位置付けは重要で、鍛えることで肩周りの安定性が増します。
三角筋と三頭筋については、肩のコーナー及び腕のコーナーで詳細に解説したいと思います。


胸のトレーニングの基本的な種目

トレーニングの基本的な種目として、動作の方向という観点から3種類紹介します。

①ベンチプレス
ベンチプレスはトレーニングを始めた人誰もが行う種目だと思います。
ベンチに寝て、バーベルを上に押し上げるだけなので、動作が分かりやすいのが特徴です。
胸にしっかり効かせるにはコツが必要ですが、複雑なことを考えなくても、ある程度までは筋肉の発達が望めます。
他の胸の種目と比べたときの一番の特徴は、重量が扱えるということです。
胸以外のプッシュ系筋肉である三角筋や三頭筋も動作に関与するため、大胸筋単体の種目よりも強い力が発揮できます。
その分、刺激が分散することは考慮する必要があります。

②ダンベルフライ
ダンベルフライはベンチプレスと異なり、大胸筋単体をターゲットにした種目となります。
大胸筋の動作としては、腕を前方に突き出しながら力を発揮する押す動作だけでなく、腕を体の中央部の方へ引きつける動作があります。
ダンベルフライにおいては、後者の動きを抽出します。
ベンチプレスで働いていた三角筋や三頭筋はほとんど関与しないため、大胸筋にダイレクトに刺激を与えることができます。
また、ベンチプレスでは、バーが胸に当たる位置が動作の終着点となりますが、ダンベルフライでは、肩関節が痛まない範囲までなら十分に大胸筋をストレッチすることができます。
筋肉は伸びていく際に力を発揮するようにすると効率よく肥大することが分かっているため、ダンベルフライは大胸筋を発達させる上で必須の種目と言えるでしょう。

③ダンベルプルオーバー
最後に紹介する種目はマニアックな種目です。
ベンチに仰向けに寝た状態で、ダンベルを頭の後ろの方へ投げ出すように下ろしていき、十分にストレッチされたところで、大胸筋を収縮させて元の位置へ戻します。
ベンチプレスやダンベルフライが、大胸筋を横方向へストレッチさせる種目であるのに対して、ダンベルプルオーバーは大胸筋を縦方向へストレッチさせます。
これにより、大胸筋の中でも特に上部へ強い刺激を与えることができます。
また、背中の筋肉である広背筋にも刺激が入ることが特徴です。


胸のトレーニングの注意点

胸のトレーニングで注意したいのは、高重量を扱うことです。
ベンチプレスは特に重量を扱いやすい種目ですが、その分関節や腱にダメージが入りやすいです。
やりすぎはオーバートレーニングを引き起こす要因となるため、しっかりと休養期間は取るようにしたいです。
同様にダメージという観点からすると、ダンベルフライも強い刺激が入りやすいため、やりすぎに注意する必要があります。
前述の通り、筋肉は伸びていく時ほど強い力が出せ、それにより強く発達していきますが、強い力が出る分、筋肉へのダメージも大きくなります。
元々刺激の強い種目であることを理解して、あまりにも重量を求めていくようなトレーニングスタイルにならないようにしたいところです。